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エングリットが重視する英語学習の『記憶アルゴリズム』とは?

皆さんは、記憶のメカニズムについてご存知でしょうか?
人間が物事を覚える仕組みは、複雑で興味深いものです。

 

エングリットでは英語学習の効果を「最大化」する為に、認知心理学の「記憶メカニズム研究」をベースにカリキュラム開発を行っています。英語を学び、身につける為には、効率良く覚える事が重要です。

 

 

英語を身につけるには、単語、文法など知識としてインプットした記憶知識を定着させる必要があります。また、会話や聞き取りという自然なカタチで上手く引き出し利用する必要があります。

 

今回はエングリットで重視している「記憶」について、解説したいと思います。

 

◆「単語を覚えるにはどうすれば良いのか?」
◆「覚えた事を、もっと確実に定着させたい」
◆「覚えた知識を、自然に引き出して活用したい」

 

など、英語を学ぶ中で「覚える事」「思い出して使うこと」に興味・関心を持っている方は多いのではないでしょう。エングリットが実際に行っている記憶アルゴリズムの英語学習への応用を解説します。

 

3段階ある記憶の過程と、複数に分かれる記憶処理システム

 

人間が物事を覚えて思い出すまでの流れは、3つに分ける事が出来るのはご存知でしょうか?3段階の流れをシンプルに書くと以下になります。

 

 

「記銘」⇒「貯蔵」⇒「想起」となります。

英語学習には、この3つ全ての過程が重要です。

 

◆「記銘について」(意識で捉えて、保持する)

まず、見聞きした情報を捉えてインプットする「記銘」です。

この「記銘」する力が無ければ、情報は流れて消えてしまいます。
見えてはいるけど、頭に入っていない状態になります。

 

記銘するには「注意力」が必要です。記銘は「ワーキングメモリ(作業記憶)」というリアルタイム情報を保持して、頭のなかで保持・操作する記憶システムを基盤に行われます。

 

◆「貯蔵について」(記憶の入り口から奥底へ保存する)

次に意識で捉えた情報を保存します。その過程を「貯蔵」と言います。これはイメージしやすいのではないでしょうか?冷蔵庫に食べ物をしまうような感じですよね。記憶貯蔵のタイプは複数あります。

 

(短期記憶):数時間〜1日程度覚えている記憶「今日の朝に何を食べたか?」は短期記憶と言います。

(長期記憶):そして「思い出」や「歴史の知識」「母語」など、生涯に渡って覚えている事を「長期記憶」と言います。保存されている場所や方法が、少し違うと言われています。

 

※一夜漬けは短期記憶?
定期試験の勉強の「1夜漬け」は、短期記憶の範囲で大丈夫かもしれません。
ですが「英語を使えるようになる」「英語で読めるようになる」という、本質的な英語力を身につけるには、知識が有機的に繋がって「長期記憶」として貯蔵されている事が不可欠なのです。

◆「想起について」(貯蔵した記憶を、上手く引き出す)

そして最後に、覚えた事を思い出す「想起」です。
貯蔵されている記憶を、思い出す過程ですね。「知識として覚えているけど、なかなか実用場面では使えない」という事。

 

英会話ではよくある現象ではないでしょうか?「とっさに覚えたはずの単語が出ない」などです。これは貯蔵している知識を、上手く選択して想起できないという事なのです。

 

実は英会話慣れというのは貯蔵している知識量は変わらないけど、「想起」だけ、上手くなっている状態と理解する事も出来ます。(この現象も複雑なので、また別の記事で解説します)

 

エングリットが英語学習で重視している記憶アルゴリズムとは?

 

エングリットでは「記銘」「貯蔵」「想起」3つの過程、全てを重視しています。そのどれが欠けても、本質的な英語力の定着と向上につながらないからです。

 

「記銘」「貯蔵」「想起」の3つの過程が、繋がった時に、本当の意味で英語力の向上が望めます。

 

 

(記銘に対するアプローチ)
まず「記銘力」を高める方法として、反復して行う音読があります。英文を眺めるだけで、流れてしまわないように「視覚」「音のフォードバック」「口の動き」の3点で情報を捉えます。これもエングリット独自の音読方法があります。

 

(貯蔵に対するアプローチ)
次に「長期記憶」として、知識を定着させる為に、基礎文法・単語の反復学習が上げられます。一気に詰め込むんで完璧を目指すのではなく、小テストや講師とのマンツーマンレッスンの中で、繰り返し刷り込む事で、記憶として定着させます。

 

(想起に対するアプローチ)
最後に会話や英作文など、実際に知識を引き出す事で、知識の「想起」を鍛えます。実際に使う事で、頭のなかに詰め込んだ英語知識が、状況・場面などの文脈の中で整理されて秩序を持ちます。

 

※3つの過程の「繋がり」を重視するエングリットのカリキュラム

「記銘」「貯蔵」「想起」の処理は、密接に繋がっていています。
3つを完全に分ける事は出来ません。

 

効果的な貯蔵をする為には、記銘段階でのインプットが不可欠です。また想起により、バラバラに知識として貯蔵されている記憶が、実用的な秩序を持ちはじめます。

 

詳細には触れませんが、エングリットでは3つの過程とその融合を重視したカリキュラムを実践しています。興味がある方は問い合わせください。

 - 学習科学研究

執筆者

yamazawa